フローティングデザインのメカニカルキーボードってどんなキーボード?
メカニカルキーボードやゲーミングキーボードには「フローティングデザイン」のモデルが存在します。フローティングデザインとはどんなものなのか、メリットとデメリットをまとめました。
更新日: 2024.10.4公開日: 2022.9.2
キースイッチがベースプレートの上に飛び出しているデザイン
メカニカルキーボードは、キーボードケースがキースイッチを覆い被せるようになっているデザインが通常です。
一方で、フローティングデザインのメカニカルキーボードは、キースイッチの周りがキーボードケースでカバーされていない剥き出しのデザインで、見た目的にキーキャップが浮いている感じがします。そのため「フローティングデザイン」と呼ばれます。
フローティングデザインのキーボードのメリット
ベースプレートが主張してシンプルなデザインになる
メカニカルキーボードはスイッチが大きいため、ベースプレートよりもキーボードケースの方が存在感があることがほとんどですが、フローティングデザインの場合はキーボードケースがベースプレートを覆い被せる形のデザインにはならない(フローティングにならないため)ので、ベースプレートが主張したデザインになります。
感覚的には「一枚の金属板の上にキーキャップが浮いている」感じになるので、シンプルで洗練されたデザインになります。
キースイッチのライティングが見やすくなる
フローティングデザインのメカニカルキーボードのメリットが、キースイッチのライティングが目立つということ。ベースプレートの中にライトがあるのではなく、上に出ているので、より見やすくなります。
キーキャップを光らせるだけならば目立たせる必要はありませんが、派手派手に光らせたい時や、RazerのCHROMAのようにゲームプレイに合わせて光らせたい場合は、フローティングデザインの方がライティングを楽しめます。
そのためか、最近のRazerのメカニカルキーボードはほとんどがフローティングデザインです。
キーボードの掃除がしやすい
メカニカルキーボードは、キーキャップがぎっしりと詰まっているので、掃除がしにくいのがデメリット。掃除をする際はキーキャップを全て外すのが通常ですが、これが非常に手間な作業です。
かといって、メカニカルキーボードは掃除を怠るとスイッチの故障を引き起こすため、定期的な清掃が必須です。
フローティングデザインのメカニカルキーボードの場合、キースイッチを囲むものがないため、掃除がしやすくなります。わざわざキーキャップを外さないでも、隙間からエアダスターで吹きかけるだけで簡単に掃除ができると言うのは、日常使用する上で重要なメリットと言えます。
フローティング・キーボードのデメリット
キースイッチにゴミが入りやすくなる
フローティング・キーボードの最大のデメリットはキースイッチが剥き出しになることによる、キースイッチへゴミが侵入しやすくなる点でしょう。
「キーボードを使っているだけでゴミなんか入るの?」と思いがちですが、実は埃や小さなゴミ、自分の髪の毛などが入ってしまいます。
メカニカルキースイッチは耐久回数は高いものの、スイッチ自体はかなり繊細なので、ゴミの混入でスイッチがチャタリングなどの不具合を起こす可能性があります。
ただ、スイッチが剥き出しになるフローティングデザインのキーボードはキーキャップの下を掃除しやすいので、こまめに掃除をすれば問題ありません。
バックライトが気になるかもしれない
バックライトが見やすくなるのが一つのメリットですが、キーボードをあまり光らせたくないという方にとっては、フローティングデザインのメカニカルキーボードは「光過ぎる」と感じるかもしれません。
光度を下げれば解決できますが、そうするとキーキャップの文字のライティングも暗くなってしまうため、キーボードのバックライトをあまり光らせたくない方は、購入前にどれくらい眩しいのかをチェックしましょう。
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