メカニカルキーボードの音を軽減させる「静音化」のメリットとデメリット、カスタマイズ方法
メカニカルキーボードを使っているとどうしても気になるのが「タイピング音」。大きくなりがちなメカニカルキーボードのタイピング音を軽減させる「静音化」のメリットとデメリット、カスタマイズ方法についてまとめました。
更新日: 2024.10.4公開日: 2022.8.1
メカニカルキーボードを静音化するメリットとデメリット
メリット
メカニカルキーボードを静音化するメリットとしては、下記の3つが挙げられるでしょう。
- 図書館やオフィスなどの静かな環境で使いやすい
- 摩擦の軽減によるタッチ感の向上
- 集中力や作業効率の向上
静音化の副産物的なメリットとしては「タッチ感の向上」と「集中力や作業効率の向上」があります。効果は個人差がありますし、好みの差も大きいですが、意外と静穏化で感じられるメリットです。
デメリット
一方で、メカニカルキーボードを静音化するデメリットで大きいのは下記の3つでしょう。
- キータッチが変わってしまう
- 好みの音ではない可能性がある
- 故障リスクが上がる
特に大きいのがキータッチが変わってしまうことで、静穏化をする好みのタッチ感になれば良いですが、「もっとクリッキーな感じが好き」という場合には物足りなく感じるかもしれません。
また、メーカーが想定しない使い方をする点、パーツをいじるという点から、故障のリスクはデフォルト状態で使う場合よりもどうしても上がってしまいます。
自分のメカニカルキーボードを静音化カスタムする方法と費用
静音リングを取り付ける(費用:1,000円程度)
メカニカルキーボードの静音化でメジャーなのが「静音リング」とつける方法です。
静音リングはシリコン製の小さなリングで、メカニカルスイッチのキーキャップに取り付けることで、キーの底打ちによるノイズを軽減させることが出来ます。
静音リングによると静音化は、誰でも簡単にでき、しかも静音リング自体は1,000円ほどと安価で売っているため、メジャーな静音化の方法ですが、タッチ感が変わってしまうというのが最大のデメリット。
静音化した状態で好みのタッチ感であれば問題ないですが、現在のタッチ感が気に入っているのであれば、避けたい静音化方法でもあります。
静音スイッチに交換する(費用:1万円程度)
ホットスワップ式のメカニカルキーボードを使っているのであれば、キースイッチ自体を静音軸にしてしまうのがベスト。
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メカニカルキーボードでは、
- 赤軸
- 静音赤軸
- 銀軸
あたりが定番です。
メカニカルキーボードのスイッチは、単品で100円程度で、フルサイズなら100個以上、コンパクトサイズでも60個以上のスイッチ全部交換をすると考えるとトータルコストは1万円近くかかってしまいます。
最近では、安めのメカニカルキーボードが新品で5,000円未満で買えてしまうと考えるとコスパが悪く感じますが、キーごとにスイッチを変えるなど、独自のカスタマイズが出来るというメリットもあるため、必ずしも高いとは言えないかもしれません。
静音キーボードへの買い換えも検討しよう
タッチ感にも拘って、なるべく追加コストをかけないで静音化したいのであれば、静音キーボードに買い替えてしまうのが、実は速くてコスパが高く、確実な静音化方法だったりします。
Cherry MXスイッチやCherry MX互換のメカニカルキーボードなら、赤軸や銀軸、静音赤軸あたりの静音スイッチを採用したメカニカルキーボードで探してみましょう。
もっと静音に拘りたいのであれば、メカニカルではないですが、静電容量無接点方式を採用した東プレの「REALFORCE」シリーズや、PFUの「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」がオススメ。
どちらも2万円以上する高価なキーボードですが、静音化を求めていくつもキーボードを買うよりも、一つ最高級のものを持っていた方が最終的にコスパが高くなります。