無線式のキーボードはバッテリー・乾電池式どっちがいい?
現在の外付けキーボードの主流は無線式のキーボード。無線キーボードにはバッテリー・乾電池式がありますが、どちらを選ぶのが良いのでしょうか?
更新日: 2024.6.7公開日: 2022.6.29
バッテリー式無線キーボードのメリット・デメリット
バッテリー式のメリット
バッテリー式の最大のメリットは手軽さです。
最近のバッテリー式無線キーボードは、USBなどの汎用ポートで充電するタイプがほとんどなので、普段スマホなどで使っているUSBアダプタやPCのUSBポートから充電ができます。機種にもよりますが、充電しながら使えるキーボードもあります。
「充電が切れたらUSBで、充電できたらまた無線で」と言う切り替えができるのは意外と便利です。
バッテリー式無線キーボードのもう一つの大きなメリットはコスパ。バッテリー式でも、乾電池式でも、無線キーボード自体の値段はそこまで変わりませんが、乾電池式の場合は、電池がなくなったら電池を買うコストがかかります。バッテリー式なら電池は不要で、電気代も1ヶ月で数円程度なので、維持コストは無視して良いレベルです。
バッテリー式のデメリット
メリットが多いバッテリー式無線キーボードですが、デメリットもあります。
USB併用モデルではない場合、充電が切れたら無線キーボードが使えなくなります。オフィスや自宅なら良いですが、外出先だと充電ができないことがあるので注意が必要です。
充電切れが心配なら、モバイルバッテリやUSBアダプタを持ち歩く必要があります。
また、バッテリーは使うほどに劣化して最終的には使えなくなるタイプの製品ですので、無線キーボードもバッテリーが死んだら使えます。その意味では、バッテリー型の無線キーボードを買うならUSB併用モデルを選ぶのがベストでしょう。
乾電池式のメリット・デメリット
乾電池式のメリット
乾電池式のメリット「長く、すぐに使える」ことです。
バッテリーのように充電の必要がないので、キーボードの電池カバーを開けて乾電池を交換すれば、すぐに満充電で使うことができます。バッテリーと違ってなくなったら交換する運用ですので、キーボード自体も数年など長く使えます。
例えば、薄型ワイヤレスキーボードで人気のApple純正ワイヤレスキーボードは、古い世代のモデルは乾電池式になっていて(現在のモデルはバッテリー式)、10年以上の前のモデルですが、現在でも現役で使えるほど長寿命です。
また、外出先で電池がなくなってしまっても、乾電池はほとんどのコンビニで売っているので、新しい乾電池を買えば使えるのもメリットの一つです。
電池式のデメリット
乾電池式の最大のデメリットは維持コストです。
電池がなくなる度に乾電池を買うため、長期間で見るとかなりコストがかかります。ここは、エネループなどの充電式の乾電池を使うことである程度コストダウンはできますが、それでもキーボード以外にもコストがかかることには変わりません。
また、乾電池式キーボードの場合、乾電池の厚みの問題から、薄型のキーボードのラインアップがほぼありません。携帯性を重視するモバイル用途などの場合には、キーボードの薄さは重要ですので、ここはデメリットになるでしょう。
無線キーボードのバッテリ・電池式を比較
最後に、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
バッテリー式 | USBがあれば充電できる 繰り返し充電して使える 乾電池費用が不要 | バッテリーの寿命で無線として使えなくなる 充電切れを気にする必要がある |
乾電池式 | バッテリーの寿命がない 交換したらすぐに満充電 トータルで寿命が長い | 乾電池のコストが高くなる 薄いキーボードが少ない |
どちらも良い点、悪い点があることがわかります。
現在の無線キーボードはバッテリー式が主流ですが、こうして見てみると乾電池式無線キーボードもメリットがたくさんあることがわかります。
どちらが良いかは使い方や好みによって異なると思うので、メリット・デメリットを吟味して、最適な無線キーボードを探してみてください。