光ると何が良い?バックライト付きキーボードのメリットとデメリット
ここ数年でキーボードにバックライトが搭載されるモデルが多くなってきました。キーボードにバックライトがあると何が良いのか、どんな種類があるのか、メリット・デメリットをまとめました。
更新日: 2023.5.18公開日: 2022.9.19
キーボードの光り方の種類
キーボードのバックライトには2つの種類があります。
- キーキャップの文字を光らせる
- キースイッチごと光らせる
基本的に、どちらもキーキャップの下からライティングされているという点では同じですが、使う上ではかなり違いがあります。
キー文字にバックライトがあるメリット
キー文字にバックライトがあるメリットは、キー文字がどんな環境でも見やすくなるという点です。
暗闇でもバックライトがあればキー文字が認識出来ますし、カフェなどのやや暗い場所でもバックライトがあるとキー文字がしっかりと認識出来ます。
最近のキーボードは、環境光センサーが搭載されているモデルもあり、明るい場所では自動でライティングを弱く、暗い場所ではライティングを強くしてくれます。
最初は「暗い場所ではキーボードを使わない」と思いますが、どんな場所でも使えるという便利さは使ってみると手放せないものです。
キースイッチにバックライトがあるメリット
ゲーミングキーボードでよくあるので、キースイッチ自体が光タイプ。
このタイプは、キーキャップの文字も明るくなりますが、どちらかというとキータイピングに合わせて光り方が連動する、ギミック的なメリットの方がメインでしょう。
キースイッチが光タイプは、設定次第で様々な効果を演出できます。タイピングしたキーに合わせてウェーブ、フラッシュなどで全体のキーバックライトが光るので、リズムゲームのような感覚でタイピングが出来るのが楽しいところ。タイピングが楽しくなります。
また、ゲーミングギア・メーカーのRazerなどのキーボードは、ゲーム内の演出とシンクロする機能も搭載しています。この機能はゲーム内での攻撃、ダメージなどに合わせてキーボードのライティングが設定した色で反応するもので、ゲームの臨場感を高めてくれます。
バックライト付きキーボードのデメリット
値段が高い
単純にキー文字が光るだけでのキーボードはそこまで高くないですが、キースイッチが光タイプのバックライトキーボードは、機能が多い分だけ本体価格もやや高くなります。
その割に、楽しいのは最初だけで「慣れてきたら意外と不要な気がする」という人も多いのがバックライト演出なので、ゲーム用途など本当にこだわりがある人以外は、バックライト機能は「おまけ」でも良いかもしれません。
周りの人に迷惑になる「光ハラスメント」となることも
キースイッチバックライトタイプのキーボードを使う場合、ライティング設定によっては周りの人から見るとチカチカして迷惑になる「光ハラスメント」となってしまう場合があります。
バックライト設定で光り方を弱くすれば問題ないことがほとんどですが、あまり光らないのであれば敢えてバックライト演出付きのキーボードにする意味もないと感じるかもしれません。
自室でのゲーミング用途などなら問題ないことが多いですが、オフィスやカフェなど他人が多いところでは、普通のキーボードを使うのが良いでしょう。
敢えて「光らない」メカニカルキーボードを選ぶのもアリ
メカニカルキーボードではバックライト付きの製品がほとんどですが、敢えて「光らない」メカニカルキーボードを選ぶのもアリです。
バックライトなしの方が部品の価格が抑えられるため、製品の価格も安くなりますし、バックライトで誰かに迷惑をかける心配もありません。
明るいオフィスなどで使う場合はバックライトがなくても十分にキーキャップの文字は視認できますし、完全にブラインドタイピングが出来る方は、そもそもキー文字を見ないのでバックライトが光るメリットもありません。
そうした方は、シンプルでシックな「光らない」メカニカルキーボードも良いでしょう。